アマチュア無線の社会貢献 北海道地方本部

JR8OXV紋別の戸澤さんにインタビューさせていただきました。

災害時に、アマチュア無線を使って社会貢献をしていくときに、電源の確保がとても重要です。

停電になると、普段使っていないとハンディ機の電池が空っぽだったり、安定化電源が働かなかったりします。

戸澤さんが、紹介してくださったのが、「モバイルバッテリー」近年は、バッテリーの開発も進み、容量の割にたくさんの電力を取り出すことができます。このモバイルバッテリーは通常5Vですが、昇圧機(ほとんどコネクタに内蔵される程度の大きさ)により、12Vに変換することができます。そのことにより、モービル機など12V対応の無線機を使うことができるようになります。

また、太陽光発電と組み合わせることができるようなポータブル電源も、廉価で手に入れることができるようになりました。キャンプなどにも使えるので、災害時のことを考えて一台用意していくのもいいかもしれません。

また、紋別では、消防団でもアマチュア無線の免許所有者を増やしているということです。現在は168名の団員のうち30名程度が免許保時者。災害時のアマチュア無線の活用が期待されている中、戸澤さんはその所有率を上げていきたいとお話されていました。

また、行政との連携の大切さについてもお話していただきました。日頃、触れることが少ない市役所職員に、無線機の使い方や衛星無線の使い方などを指導する機会ももらっているそうです。災害時は、やはり行政との連携が肝となります。紋別の実践に注目していきたいと思います。

また、戸澤さんは地元の地方新聞のお仕事をされおり、災害時で印刷機が使えない時、A3の用紙にコピーし避難所に配ったなどというお話もいただきました。不安な気持ちになって避難している方にとっては、新しい情報が何よりも力になることを感じたそうです。